有田焼の世界観が舞う フランスの MAISON & OBJET にチームラボが新作デジタルアート出展

 

有田焼の世界観が舞う フランスの MAISON & OBJET でチームラボが新作デジタルアート出展

 

テーブルに置かれた有田焼から新たな世界が創られる
未来のカフェをイメージしたインタラクティブデジタルインスタレーション

 

2015年1月23日~27日までフランス・パリで開催されたインテリアデザインの見本市「MAISON & OBJET(メゾン・エ・オブジェ)」で、有田焼を題材にした映像作品「Espace teamLab -World Unleashed and then Connecting-」が出展されました。

有田焼を題材にしたチームラボの映像作品20周年を迎えたメゾン・エ・オブジェの招聘作家としてチームラボが制作したもので、テーブルに置かれた有田焼の器から新たな世界が創られていく、未来のカフェやレストランをイメージしたインタラクティブデジタルインスタレーションです。

会場には鳥や蝶、樹木などの絵柄が描かれた器が用意されており、それらの器をテーブルに置くと、絵柄をモチーフにした映像が空間全体に広がり、まるで器から絵柄が解き放たれたよう。器から生まれた鳥は、他の器から生まれた木を見つけて枝にとまったり、じっとしている来場者のそばにくることもあるかもしれません。

これらは、あらかじめ記録させた映像を再生しているわけではなく、テーブルに置かれたさまざまな器や、その場にいる人々のふるまいに影響を受け、コンピュータープログラムによってリアルタイムに描かれたもの。そのため、そのときその空間にいる人がどの器を選んでどこに置くか、その空間でどんなふるまいをするかによって、二度と見ることのできない新たな世界が生み出されていくのです。

 

 

今回の展示は、昨秋、九州陶磁文化館で展示されたデジタルアート「未来の有田焼があるカフェ」を発展させた作品。メゾン・エ・オブジェでは有田焼のほか、フランス・リモージュの名窯「ベルナルド」の器も加え、さらにバージョンアップして展開されました。

 


Espace teamLab -World Unleashed and then Connecting-
http://www.team-lab.net/latest/case/maisonandobjet.html