波佐見焼|葵・フーバー&ドリルデザインによる「Sabato(サバト)」

波佐見焼|葵・フーバー&ドリルデザインによる「Sabato(サバト)」

波佐見焼|葵・フーバー&ドリルデザインによる「Sabato(サバト)」

 

長崎県の波佐見は、日用雑器を主に生産している波佐見焼の産地。佐賀県の有田に隣接していて、長い間、有田焼の下請けをしていたため、その名はあまり知られていないかもしれません。

しかし、歴史に裏打ちされた技術をもつ波佐見焼は、近年クリエイターとのコラボレーションプロジェクトなども増え、認知度も向上しつつあるようです。

2014年に発表されたテーブルウェアシリーズ「Sabato(サバト)」もそのひとつ。

 

フリーカップ/SOLE(太陽) プレート/CONIGLIO(うさぎ)

フリーカップ/SOLE(太陽) プレート/CONIGLIO(うさぎ)

 

「Sabato」とはイタリア語で「土曜日」の意味。平日の終わりで、休日の入り口である土曜日を、ゆったりと過ごすライフスタイルをイメージして作られました。エスプレッソ、コーヒー、マグ、フリーカップ、プレートのラインナップに描かれているのは、不揃いに並ぶ図形や、のびやかな動物たち。

 

フリーカップ/COLOMBA(鳩)

フリーカップ/COLOMBA(鳩)

 

描いたのはマックス・フーバーの元でイラストレーションの仕事に携わりつつ、ブルーノ・ムナーリやアッキーレ・カスティリオーニらと恊働した経歴をもつ葵・フーバーさん。プロダクトデザインは、ドリルデザイン(林裕輔・安西葉子)が担当しています。

 

コーヒーカップ&ソーサー/MARE(海)

コーヒーカップ&ソーサー/MARE(海)

 

新作発表会でお話を伺うと「葵さんの朗らかでリズミカルなイラストが良く見えるように、逆テーパーがかかったフォルムを提案しました」とドリルデザインの林さん。「そこからシンプルで使いやすい日常の器をデザインしていきました。葵さんのイラストが引き立つようアイボリーの釉薬をかけることで、さらに優しい表情を生み出しています」。

 

エスプレッソカップ&ソーサー/TETTO(屋根)

エスプレッソカップ&ソーサー/TETTO(屋根)

 

南スイスに暮らす葵・フーバーさんと、東京を拠点に活動するドリルデザインは、ファックスや手紙などを使って何度もやりとりを重ねたといいます。会場に展示された実際の直筆資料からは、貴重な制作過程のストーリーを垣間見ることができました。

 

ファックスでやりとりした葵さんの直筆スケッチ&メッセージ

ファックスでやりとりした葵さんの直筆スケッチ&メッセージ

 

これまでもいくつかのプロジェクトを通じ、親密な関係を築いてきた葵・フーバーさんとドリルデザイン。今回のテーブルウエアシリーズも、エスプレッソ好きの葵さんが「なかなか気に入ったエスプレッソカップがない」という何気ない会話から始まったそうです。「それなら作りましょう」とドリルデザインがプロジェクトをスタート。約1年半を費やし今回のお披露目となりました。

「Sabato」は葵・フーバーさんの愛猫の名前でもあります。作品にもネーミングにも、遊び心や愛情がたっぷり込められた、優しい思いが伝わってくるテーブルウェアシリーズです。

 


Sabato
http://www.sabatotableware.com


 

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