人間国宝の器で佐賀の食材を楽しむ「USEUM ARITA(ユージアム アリタ)」

USEUM ARITA

 

人間国宝の井上萬二氏(井上萬二窯)、中島宏氏(弓野窯)、佐賀が誇る名窯・三右衛門、今右衛門窯、柿右衛門窯、中里太郎右衛門陶房による器で、実際に食事を楽しむことができる期間限定の特別企画がスタートしました。

九州陶磁文化館のアプローチデッキに仮設された「USEUM ARITA(ユージアム アリタ)」は、有田焼を目で見て楽しむ「MUSEUM」の要素に加えて、実際に有田焼を「USE=使う」ことができる体験型施設です。

オープン前日の8/10に行われたレセプションにお邪魔して、いち早くその空間を体感してきましたのでご紹介します。

 

USEUM ARITA 外観

 

建設途中から、「まるで温室?」と思っていましたが、実際に農業用のガラス温室を利用した仮設建築物。農業も盛んである佐賀にちなんだコンセプトと、短期間での設計・施工という課題もあってのセレクトのようです。

夏の温室なんて、蒸し風呂のような暑さになるのでは?と心配されるかと思いますが、空調設備や遮光カーテンなどのおかげで、快適な空間が実現しています。天窓や壁面から入る自然光が織りなす光と影が美しく演出に一役買っていました。

 

USEUM ARITA

 

会場内は、半分が食事スペース、半分がギャラリースペース。

人間国宝や三右衛門の器でいただける朝御膳(10:00~11:00)と、昼御膳(11:30~12:45/13:00~14:15)は数量限定の予約制。若干は当日席も用意されるそうなので、タイミングがあえば予約なしでも食べられるかも。どの器で提供されるかは選べないので、運ばれてきてからのお楽しみですね。

カフェタイム(14:30~16:30)のスイーツセットは予約なしで大丈夫。でも各日提供数に限りがあるようなのでご注意ください。

 


ギャラリースペースでは有田焼創業400年事業のプロジェクトで作られた有田焼を、「喫む」「呑む」「灯す」「生ける」「設える」「遊ぶ」「贈る」といった器の使い方(USE)に分けてディスプレイ。

展示にも利用されているストーリーブックの制作には、私も執筆者として参加させていただきました。(無事に仕上がって良かった!)

 


今回のために設えたという展示台が凝っていて、泉山から実際に採取した陶石を砕き、武雄の左官職人が一つ一つ突き固めて造られているのだそう。地層のような模様になっていてきれいですよね。「版築(はんちく)」と呼ばれる昔ながらの建造技法で、堅固な土壁などを築く際に今でも用いられている技法だそうです。

今では多くの有田焼が天草陶石を使っていますが、かつては泉山陶石で作られた有田焼が、同じ陶石の什器の上で展示されている。そういった資源にも目を向けて展示をご覧いただくと、また違った印象になるかもしれません。

 

ギャラリースペースは無料でご覧いただけます。11/27までの期間限定イベントなので、お近くにお越しの際は立ち寄ってみては? 九州陶磁文化館では9/25まで「人間国宝と三右衛門」展を開催しているので、食事と合わせてご覧いただくと理解が深まります。

 


USEUM ARITA

お品書きとご予約はこちら
http://anniversary.arita-episode2.jp/about/useum/01.html


 

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